『千歌ちゃんがかわいい』のあとがき
僕ラブ13新刊の『千歌ちゃんがかわいい』は、本文最後のページまできっちり本編になったので、にこ誕の新刊「だからあんたはムカつくのよ」に引き続き(もっというと5月ティアの花子②から3連続で)、前書き&後書きなしでした。
よくよく考えたら、あとがきはこういうサイト上で書くに留めていたほうが「あぁあんなあとがきを書いてしまって、本を読んだ人が最後に冷めてしまってないかな…余計なこと書いちゃってないかな…」なんてビクビクする心配もなく、気楽に書けるので良いのかもしれないですね。
その分、あとがきでページを埋めるっていうページ数のかさ増しができないけど、そうだ、資源は大切なのだ。
『千歌ちゃんがかわいい』は、内容を作り始めたのはサンシャインのアニメが始まった頃でした。なのでメンバー間でのやり取りといえばドラマパートが参考の元だったんですよね。カエル館の回は相当リピートしてました。
当初は、千歌ちゃんの能天気な行動に痛い目にあいながらも「千歌ちゃんがかわいい」と思い続ける2人の千歌ちゃんスキー(曜ちゃん&梨子ちゃん)のお話で、どちらかと言うとツッコミは3人以外のキャラか、あるいは読者ツッコミ型(作品内ではツッコまない形)で組み立てていたような…気がします。(あやふや
それがアニメ1話であの梨子ちゃんですよ。
それでもまだ、千歌ちゃん好きのベクトルが変な梨子ちゃん(この頃すでに確定)と、まともな千歌ちゃん好きの曜ちゃん、あと能天気かわいい千歌ちゃんがドタバタやってるだけの本だったんですよね。
そして10話。
梨子ちゃん「だいすきだよ…」
の 1 0 わ 。
千歌ちゃんが梨子ちゃんを見つめているのを、お玉を持ちながら見て何かを察する曜ちゃん。
たぶん次の週あたりで「自分は千歌ちゃんの隣に必要ないのでは」とか悩んでしまいそうな展開の曜ちゃん。
そんな曜ちゃんを思って仕上げたネームは、ギャグ要素が半分くらいになった今回の形になっておりました。
そしたらその次の週に放送された11話で
なんか一部近しいセリフが出てきてて
おら焦ったずら。
11話見てからこの本描いたんじゃないからね!たまたまだよ!?
そういえばタイムリーにアニメが放送中の作品で同人誌を描いたの初めてでした。こういうことが起きるのか…。
(実はアマドリのコピ本の最後の4コマが、当初予定していたこの本の終わり方のひとつでした。随分と変わったもんです。)
そんなこんなで「やっちまったなぁ…」と思いつつ脱稿までやりきったのが今回の本でした。
私の不安とは裏腹に、嬉しい感想をたくさんいただけて本当にうれしいです。
どういう本にするか、それ以前に「この3人はそれぞれどういう立ち位置にするのか」さえも脱稿する直前まで定まっていなかったのですが、今回のこの本で自分の中の2年生が綺麗に固まってくれた気がします。
アニメは一段落つきましたが、
当サークルは今後も2年生中心に
イベント参加に全速前進ヨーソローです!